アルカイックスマイル

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アルカイックスマイル(英:Archaic smile)とは、古代ギリシアの初期の彫刻に特有の表情。

概要

英語では「archaic」・フランス語では「archaique」で「古風な」という意味を持ち、ギリシア語の「古代の」という単語を語源とする。

古代ギリシア美術のうち初期にあたるアルカイック期(紀元前6世紀~4世紀頃)の彫像によく見られ、口角が上がって微笑みを浮かべたように見える表情を指す。

現代の観念から言うといささか不自然な表情に見えるが、当時は「静止している像に躍動感を与える」という手法としてこの表情が使われた。

くるねこ作中では「アルカイックスマイルになる」という精神安定剤が登場し、乗り物が苦手な小牧組に新幹線移動の際に服用させたが、残念ながら肝心の新幹線車内では効果がなかった模様。

また、古代中国や古代日本の仏教美術にもアルカイックスマイルのものが存在し、作中の上記精神安定剤の説明の際に描かれているものと思われる「弥勒菩薩半跏思惟像」もアルカイックスマイルを浮かべているとされる。

出典

  • 12巻・149ページ、152ページ

外部リンク